興味深い記事が出ていたので、紹介及び個人的な考えを披露してみようと
思いますー。

=紹介開始=
全国各地に広がる「シャッター街」 この犯人は自民党かそれとも「イオン」か
(J-CASTニュース(木)配信)

画像:商店街はシャッターが下りた店ばかりに...(画像は、イメージ)
商店街はシャッターが下りた店ばかりに...(画像は、イメージ)

日本全国で増えている「シャッター街」。昭和時代に活気があった商店街が、
歯が抜けたように1店舗、2店舗と廃業していき、シャッターが閉じたままに
なっている。いまや、衰退する地域の、また不景気の象徴のようでもある。

そんなシャッター街をつくった犯人は誰なのか―。インターネットでにわか
に盛り上がっている。

商店街は7店舗に1店舗が「空き店舗」

きっかけになったのは、あるツイッター。「民主党候補の『見てください!こ
のシャッター街を!全て自民党のせいです!』という街頭演説に対し『何言っ
てんだ!ジャスコのせいだ!』ってヤジが飛んだのは面白かった」と、つぶ
やいた。

ツイートがあったのは午後だが、話題となったことで
20日夕方にはリツイート数が8000に迫っている。

総合スーパーの「ジャスコ」は現在、国内ではその看板が「イオン」に掛けか
えられていることもあり、インターネットでは「釣り」ではないかとの指摘もあっ
たが、

「うまいやりとりですね」
「座布団一枚www」
「WAONと絶叫すれば最高!」
「民主党名物、ブーメラン炸裂だなw」

というように、思わずニヤリとしてしまった人は少なくないだろう。

周知のように、民主党の岡田克也代表代行の父・卓也氏は「ジャスコ」の
創業者で、イオンの岡田元也社長は実兄にあたる。

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型のショッピングセンターが町の商店街のお客を奪った、「元凶」だからでは
ないのか、といった見方があるからだ。

昭和の時代、町の商店街は日本のあちらこちらにあり、多くの買い物客で
賑わっていた。それが今ではアーケードや街灯が老朽化したうえ、シャッター
を閉じたままの商店が多く、「昼間でも薄暗い」などと評判はガタ落ちだ。

実際に、シャッターが閉まった「空き店舗」は増えている。中小企業庁の「商
店街実態調査 2012年度版」(8000商店街が対象、回答率38.6%)に
よると、1商店街あたりの空き店舗率は、2000年度は8・53%だったが、
前回調査の2009年度には10・82%、2012年度には14・62%と、7店
舗に1店舗が空き店舗になった。

空き店舗が減らない理由は、「商店街に活気がない」(19.1%)が最多だっ
た。

また、最近3年間に退店(廃業)した店舗数は、「1~3店舗」が全体の
21.7%を占めている。その理由で最も多かったのは「商店主の高齢化・後
継者の不在」(29.6%)だった。

「でもどう見てもジャスコのせいだよねw」

一方、地方では「1軒2台」のマイカーが浸透したこともあって、郊外型の
ショッピングセンターが高い集客力を誇っている。町の商店街はそういった
商業施設に客足を獲られるから、活気がなくなる。そのために空き店舗が
増えて、ますます活気がなくなる、悪循環に陥った。

そういった流れをつくったのが、大規模小売店舗法。大店法は1974年施
行。
町の商店を保護するため、大型店が出店する際に店舗面積や営業日数を
規制していたが、日米構造協議で批判され、2000年に廃止。代わって施
行された大規模小売店舗立地法(大店立地法)は出店規制を緩和したため、
郊外への進出が加速したとされる。

前出のツイートに寄せられた声には、

Hender Scheme キャタピラーサンダル かまぼこサンダル
もないぞ?」
「大店法のせいでもあり、イオンのせいでもある」
「まあ、ほぼ自民のせいだがな」
「でもどう見てもジャスコのせいだよねw」
と、「自民党」「ジャスコ(イオン)」と賛否両論。

さらには、

「まだ、そんなこと言ってんの? 商店街に魅力がないだけ」
「国政でもなく、ジャスコでもなくて、やる気のない商店主と不動産業者の
せいやと思うけど。閉めても困っている人おらんし」

と、商店街という「仕組み」そのものがすでに崩れているとの声もある。
                                    =紹介おわり=


個人的には、紹介した文章が主張している通り、まさに行政、企業、個人の
複合的要因だったと考えます。

そもそも外圧に弱い政権与党の自民党。
(利益第一主義の業者側にとっては)いいタイミングで制度変更がなされ、
(個人商店や消費者にとっては)悪いタイミングや“それなり”のタイミング
(これまでの価値観を打ち破り、業者側による新たな価値観の提供)を無批
判に受け入れた結果、個人の生活スタイルに変化をもたらしました。

文章では、あたかもジャスコ(現イオン)が問題視されていますが、たとえイ
オンでなくても、力のある小売業なら誰しも考えることだっただろうと思いま
す。

古された言葉ですが、それでも「狐と狸のいるところに出店せよ!」というイ
オン役員が発したとされる言葉は当時というより、今でもイオンの勢いを物
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それなりの額になっていますが)。


野田の商業について振りかえると、野田市内の大規模小売店の出店の黎
明期は、イオンではなく、イトーヨーカ堂でした。

以前、セブン&ホールディング、ザプライス野田店(厳密には、イトーヨーカ
堂再出店ではないですが)出店に関わる記事アップの再に披露しましが、
昭和40年代、イトーヨーカ堂は北千住に1号店を出店したものの、あまり
ぱっとせず、キッコーマンが所有する愛宕駅前の土地に出店を打診、同社
という後ろ盾に認められたこと、また開業後、近隣から大勢の集客が出来
たことで、イトーヨーカ堂の財務基盤が強固なものとして確立されたという
話は、野田に一定年数住んでいる方なら知る人ぞ知る話であります(月刊
『とも』にこのあたりのことが書かれていました)。

ただ、その後はスーパーマスダ(現エコスグループ)や生協、マルヤなどが
次々と出店、時が下るのと入れ替わるように個人商店が閉店、廃業し、現イ
オンノア店が平成元年に誕生(当時、北戸田、相模原と並び、巨大店が誕生
するきっかけを作ったとされています)し、その規模は、その年の年末、TBS
の『そこが知りたい!』で、特集として組まれる程でした。

その後、ヨーカ堂は老朽化の波とジャスコに押されるままに売上が低下、そ
して登記を巡る不穏な動きを避けるかのように撤退。その後、各地区ごとに
SCを1つ作るという(固定資産税の獲得)市の方針の下、大規模宅地に次々
と誕生し、クルマなしでは生活できない街の構造となりました。

また、一度は計画が立ち上がっていた2核1モール型の(仮称)イオン野田
船形店は、経済状況の悪化もあり、凍結(拙ブログ第69歩)。その後、形を
変えて開業予定。

そして再びヨーカ堂(現セブン&ホールディングス傘下のザプライス)が愛宕
駅前に出店し、今に至ります。


そういえば。
引用した文章では、
>民主党の岡田克也代表代行の父・卓也氏は「ジャスコ」の創業者で、イ
>オンの岡田元也社長は実兄にあたる。
という部分があります。

当たり前なのか、意外なのは(野田に限った話かもしれませんが)、地元
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た頃も含む)及び民主党候補者・所属国会議員の看板は一切見られません。
市内にあるマックスバリューの敷地内でも、私が知る限り、見たことがありま
せん。
岡田氏は、家族がイオンの創業者として、ある意味関係者であるといえども、
身内が経営しているイオン店舗内外(敷地内)では演説はゼッタイやらない
という話を聞いたことがあります。

一方、自民党所属の国会議員では見受けられました(元松戸市長、松本清
氏の息子及びその孫)。

国会議員になった彼らは小売店(業界最大手ドラッグストア)創業者一族だっ
たのですが、イオン―岡田氏のケースとは逆に店舗敷地外に看板を当然の
如く張り出していました(敷地内で演説はしたかどうかはわかりません)。

ここは、規模の違いはともかく、興味深いところです。

商店街の問題に戻って。
洋泉社ムック『地方を殺すな!』
『商店街はなぜ滅びるのか』(新雅史著)光文社新書
を読んだことがあります。

また、拙ブログ第543歩では、イオンとイオンが結合して出来る化合物?と
いう内容の記事をアップしました。


野田の商店街に置き換えて考えた時に、他の商店街と状況は似たり寄った
りで、「やる気がない」、「息子たちが外に働きに出ているので、我々は悠々
自適ではないものの、片手間にやっているよ」などの話を披露していました
(理科大元教授による話で、まちづくりの関係で野田の商店街に関わった時
の経験談から)。

商店街は地域に根ざした夏まつり(集客のため)などを開催しますが、イオ
ン、セブン&ホールディングスはそういうことをやっただろうか?と考えること
ユカヒメ様。おまとめ。

商店街がなくなると、地域のイベントがなくなってしまうこともあるが、それで
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その一方で、商店街だけでなく、大規模を含む小売店舗全体を襲う環境が
醸成しつつあります。

ネット通販です。

こうなると、倉庫=小売店が一体化し、小売店が一部形態店を除き、売る
人も併せて要らなくなります。

人々の要求、欲は経済発展の鍵ではあるのですが、それが逆に地域文化
が他の地域と同質化させるとしたら、私は嫌です。全国何処の駅前に行っ
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り。安心こそしますが、まさに金太郎飴のようで、生活するには便利でも、
旅する意味がなくなってしまいます。

マイカーが人々の行動範囲を大きく広げたこと。これも大きいでしょう。
でも、大規模店の廃墟を地元を含め、何度も見てきたものとしては、廃墟は
いいものでは決してないです(廃墟マニアは喜ぶでしょうが)。

滋賀にあるピエリ守山は生きる廃墟として話題になりました。幸いにも完全
なる廃墟とはならずに12月17日・水にリニューアルオープンするようです。

シャッター街は何も個人商店だけではありません。
先日も、隣街にある元イオンだった大規模店舗に足を運んでみましたが、
3階あるフロアのうち、その3階部分はそのスペースの3分の一が使われて
おらず、駐車場も5階は使用禁止になっていました。また、1階と2階に目を
やると、100円均一ショップとディスカウントストアとセコハンショップという
今の経済不況を象徴する小売・サービス業が出店していました(それが逆
に集客できているという皮肉にもなっています)。

それから。
ショッピングセンター内で、空いたスペースにゲーム機などを置くのを見か
けますが、あれは個人的には正直言って(教育上の観点から)感心しませ
ん。

商店のあり方が商店街のことを含め、高齢社会となった今、再考する時期
に来ています。

不動産、地主、大家の考え方一つで街の姿は変わるということを嫌という
程感じます。野田の街なかもそうですし、東武伊勢崎線太田駅南通りがピ
ンク街になっているのもそうです。


最後に(この部分はある意味、業務連絡になります)。
先日、ある市民の方からメールが届きました。

公共施設に立ち寄るための駐車場施設を作って欲しいという署名にご協
力くださいというものだったのですが、私はこれに協力は出来そうにありま
せん。

その理由は、日経MJ付第3面をお読みいただけたら、
私が何故協力できないと思ったのか。その理由を理解していただけるので
はないかと思います。

《斜光線》 
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 ~歩く人の生活と街 傷める~

そんな訳で取り留めのない文章になりましたが、これでおわりにします。
要は、街に個性を取り戻そう。街は人とともに成長するし、衰退するというこ
とです。

=おまけ=
最後に。おまけとしてジャスコ(現イオン)の話が出たこともあり、こんな映
像を貼り付けてみます。





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